テッコ舎出品 工芸雑貨作家

アトリエあさこ

畑中アサ子さん

なんか、ほっとするね
と言われるものづくり

小学生の頃から人形づくりを楽しんでいた

小学生の頃から手縫いの人形づくりを楽しんでいたという工芸雑貨作家の畑中さん、現在75歳。
「大人になってからは編み物に熱中していましたし、常に、ずーっと、何かしらものづくりをしていたように思います」。服飾雑貨作家の鈴木さん同様、畑中さんも、旧まちの駅はちのへの「チャレンジボックス」時代から現在の「テッコ舎」で作品を出品販売している作家さんの一人。

ものを大切に、作家としてサスティナブルな姿勢

畑中さんのご自宅兼アトリエに伺った日は、ちょうど「くるみ樹皮」の市松細工を手編み作業しているところでした。玄関から入ると、「南部裂織」の大きな織機があり、何種類ものドライフラワーや樹皮、古布、そして、役目を終えた廃棄漁網まで、所狭しとストックされていました。お話を伺う前に、畑中さんの、ものを大切にするものづくりと、作家としてサスティナブルな姿勢が伺える佇まいです。

多彩に自分流の工芸を極める

畑中さんの作品の特徴は、1つのジャンルにとらわれず、その時々に興味を持った工芸や素材集めに熱中して技を磨き、振り返ると多彩な作風や工芸を身につけていた、というスタイルです。

お話を伺って驚いたのは、あけび細工を公民館講座で習った以外は全て自分流という作品たち。南部裂織など伝統工芸をはじめ、蔓、樹皮、古布、古和紙などを使った工芸雑貨など、どれをとっても趣味や遊びのレベルではなく、徹底した技術の鍛錬や材料の吟味、商品としての美しさが貫かれていて完成度の高さが光ります。
しかも、好きな山歩きをしながら、作品の素材となるあけび蔓やくるみ樹皮などの採集を楽しみ、材料の乾燥・養生までも自らの手で作業するというのは驚きです。

好きな時に、好きなものを。

今は、竹かごに和紙や古布を張り、柿渋を幾重にも塗り重ねる「一閑張り」に熱中しているとのこと。
「柿渋は強い紫外線できれいな飴色になるの。真夏の炎天下で汗を流しながら塗る作業が楽しいんです」とイキイキ話す畑中さん。

自宅兼【アトリエあさこ】では主宰する様々なクラフト講座の“ものづくり仲間”たちが集う場となっています。
「好きな時に、好きなものを、1つにこだわらずに色々作っていくのが楽しい」

自然物を敬愛し、繊細な可愛らしさからゴツゴツした力強さまで、“自分流”をつくる畑中さんの創造は無限です。
是非、八戸中心街ヤグラ横町にある「テッコ舎」で、その多彩さにふれてみてください。

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